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3つのバッグ、ほぼ日ストアより発売されます

2020/7/16

7月22日(水)午前11時より「ほぼ日ストア」で3つのバッグが発売になります。

2012年から何度も販売させていただいた人気の「tote」が約3年ぶりに再登場。
こちらも再登場の「だいじなポーチ」、今回は「clutch」と名前を変えて登場します。

そして新作のハンドルが付いた「piatto」
他の2つと同じようにマチがない、スリムでスッキリとしたちいさなバッグです。
ちょっとそこまでのお出かけに。バッグインバッグとしてもちょうどいいサイズです。
(たて205mm、よこ265mm)
男性にも女性にも持っていただけると思います!

そして昨日よりほぼ日さんのサイトでも紹介ページが公開されています。
とてもかっこよく、すてきなページを作っていただきました。
ぜひ詳細はこちらからご覧ください!
(本日は「piatto」の紹介、明日以降「tote」と「clutch」の紹介ページが公開になります!)

 

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《tote》

このtoteは、entoan立ち上げ当初からお世話になっている大橋歩さんのブランド「a.」のバッグとして生まれました。
(今回の発売からentoanの製品として販売されます)

大橋さんと何度も相談をかさね、イメージを実際の構造に落とし込むのは悩ましくも刺激的で楽しいことでした。

シンプルであるがゆえにハンドルやポケットの構造、またそれをどのようにつけるか、1番悩みました。
当時バッグを作ったことがなく知識も乏しかったのですが、だからこそ固定概念にとらわれずシンプルを追求して作れたのだと思います。
素材の良さを最大限に引き出した良いバッグになったと思っています。
このバッグを作った後、同じようにシンプルで素材を活かしたバッグと作ろうともう何年も試行錯誤していますが、いまだこれを超えるものが作れていません。
お客さまから「バッグは作らないんですか?」と聞かれることも多いのですが、なかなか販売できないのはそんな理由からです。。

 

《clutch》

以前から「だいじなポーチ」としてほぼ日さんで販売していただいているものです。
今回から「clutch」と名前を変えました。
名前のとおり、クラッチバッグのように使ったり、バッグインバッグとしても便利です。

こちら、じつは「tote」のこどものような商品なのです。
toteの袋部分を贅沢に1枚の大きなパーツで使っているのでとても取り都合が悪く、まだまだ使えるきれいな部分がたくさん余ってしまいます。
その革をどう活かそうか。。と考えて生まれたのがこの「clutch」です。
開閉可能なストラップをつけて、「tote」とセットで使えるように考えてデザインしました。
「tote」のハンドルも手縫いでついていますが、こちらも手縫いステッチがポイントになっています。

スマホとお財布、鍵だけをまとめてこれひとつで颯爽とお出かけする、そんな姿を想像して製作しています。

 

《piatto》

ポーチを使ってくださっているお客さまから「もう少し大きいサイズも欲しい!」という声をよくいただいていたので、今回ハンドルをつけてちいさなバッグを作りました。

最初は「clutch」をそのまま大きくしたものを作ってみたのですが、なんだかバランスが悪く、その後もマチをつけてみたり、サイズを変えてみたり、素材を変えてみたり、、なかなかいい塩梅にならない。
いっそストラップではなくハンドルをつけてちいさなバッグのようにしてみては?という意見をいただいて、作ってみたらなんだか今までに見たことがないキャッチーな雰囲気に!
その後もいろんなパターンでサンプルを作ってみたのですが、結局この形がいちばんしっくりきました。

シンプルだけれど、他ではあまり見ないオリジナリティ溢れるデザインになったと思います。
メインのバッグというよりはちょっとした荷物をいれて、「tote」と「clutch」の間のようなバッグです。

 

革は3つともすべてイタリアのタンニンなめしの革を使っています。
使い込むほどにツヤが増し、しなやかに変化します。
表面に色落ち防止の加工をしていますが、100%防げるものではありません。
薄いお色の服と合わせる場合には充分お気をつけください。

それから3つすべてに共通することは、「革」という素材を生かしてつくること。またそれを楽しんでもらえるような商品を。と考えています。
性別を選ばず、男性でも女性でも使っていただけることも大切にしていることです。

 

新型コロナウィルスの影響でイタリアからの革が入荷できないのではないか。。とハラハラしながら進めた今回のバッグ。
リモートワークで製作や商品撮影がなかなかできなかったりと困難もありましたが、22日に無事発売できること、とてもありがたく感じています。

ぜひこの機会に多くの方に革という素材の魅力を感じていただけたらうれしいです。