DIARY

キーケースの手縫い修理について

2020/1/16

最近キーケースの手縫い修理のご依頼を多くいただいております。

こちらはブランド立ち上げ当初から販売しているentoanのロングセラー商品です。

以前はロウ引きした麻糸で縫っていましたが、4年ほど前から摩擦に強い化繊の糸に変更しました。

今のところ修理のご依頼をいただくのはほとんど麻糸で作っていた頃のものですが、化繊の糸でもやはり長く使っていると摩擦などで擦り切れてくることはあります。

使い方などにもよりますが、目安として以前の麻糸のものですと、3〜4年するとほつれが出てくるように思います。
化繊の糸ですともう数年長くもつのではないかと思います。

 

本体部分のみの縫い直しで1800円、ストラップ含め全体の縫い直しで2300円となります。(+税、送料)
縫い直しとともに状態に応じてかたちの再形成や汚れ落とし、クリームを入れたりと、お手入れをしてお返しいたします。

数年使っていると革も味が出てきますし、ほつれを直してあげることでまた長くお使いいただければうれしく思います。


それから、ハンガーになっている金具もマイナーチェンジをしています。

鍵をつけるナスカンが上に移動して、引っかかってしまうのを防ぐためにハンガーの両端に小さな洗濯バサミをつけました。

手縫い糸を変更するのと同じ頃だと思いますので、写真手前が4年より前の初期のハンガーパーツ、奥が洗濯バサミがついた最近のハンガーパーツになります。

こういった金具類も交換が可能です。

 

ぜひ一度、糸のほつれや金具類の故障がないか、お使いのキーケースをチェックしてみて下さい。

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